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その他

【連載】BPMN業務フロー入門の読み進め方

本連載では、国際標準「BPMN(ISO19510)」の特徴を活かした業務フローの描き方について解説してていきます。学びたいことから読み進められるように4つの章での構成としています。 「BPMNで業務フローを描いて」と頼まれたが描き方が良くわからないという方は「第1章 BPMNで業務フローを描こう」を読んで、業務フローを描きはじめてみてください。 業務フローの描き方を選定中でBPMNもその候補の1つという方は、まずは「BPMNとは」を読んで、次に「第2章 BPMNの全ての図形を眺めてみよう」に進んでください。図形が多くて難しそうだけど必要な図形だけに絞って使えば簡単、ということがポイントです。 ...
第2章 全ての図形

【連載】BPMN業務フロー入門(8)アクティビティ

タスクとサブプロセス 人の作業やITシステムの処理を表すアクティビティにはタスクとサブプロセスの2種類があります。第3回で説明したように、「+」記号が付いていないのがタスクで、付いているのがサブプロセスです。タスクはこれ以上詳細に可視化しないアクティビティ、サブプロセスはさらに詳細を可視化するアクティビティです。 今回は、タスクとサブプロセスという2つのアクティビティにはどのようなタイプがあるのか、その概要を確認していきます。さらに詳しい使い方については「BPMN仕様の理解を深めよう」で説明します。 タスクのタイプ タスクは左上の記号で作業や処理のタイプを区別することができます。区別をしない場...
ISO19510

BPMNの気に入らないところ

雑感として筆者のBPMNに対する思いを述べます。始めたばかりの連載記事「第2章 BPMNの全ての図形を眺めてみよう」に関係する内容です。 はじめてBPMNを知ったとき、とてもBPMNが気に入りました。2004年にバージョン1が発行されたときのことです。それがバージョン2となり、テキストファイル(XML)としての標準形式が定義されたり、図形が増えたり、大きく変わりました。このバージョンアップに対して、改良されたところもあるけど改悪されたところもあると、どちらかというと残念な気持ちの方が大きかったことを思い出します。図形が増えたことが気に入らなかったのです。 バージョン1のときは、仕事の進め方をパ...
第2章 全ての図形

【連載】BPMN業務フロー入門(7)お勧め図形セット

初心者にお勧めする図形のセットを下図に示します。 筆者はこの図形セットを基本に、業務フローを利用する目的、利用者のスキルレベルなどを考慮して図形を追加しています。でも、そのような考慮には慣れが必要ですし、図形セットだけでも十分に良い業務フローを描くことができます。 図形セットの中で「BPMNで業務フローを描いてみよう」で使い方を説明していないのはリンク中間イベントだけです。下図のようにシーケンスフローを分割するときに使います。必ず黒色矢印で一端終わって白色矢印で再開します。分割されたフローの繋がりがわかりやすいようにイベントに記載する文字で工夫をします。 リンク中間イベントは以下のような場合に...
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「BPMN業務フロー入門」の構成を大きく変えようと思います

BPMN業務フロー入門は 業務フローを描くコツの伝授を中心に進める中でBPMNについても説明していきます単なるBPMN仕様理解にとどまらない実践的な解説を目指します という方針で始めました。でも、アクセス状況をみてみると、業務フローを描くコツよりもBPMN仕様の解説を望む人の方が多いようです。 筆者はBPMN仕様を深く知るよりも大切なことがあると考えています。それが見やすい業務フローを描くコツ、業務フローを使って分析するコツ、等々です。ただ、そのようなコツを知りたい人は、今はこのサイトに辿り着き難いようです。おそらく「業務フロー」や「業務改善」でのWeb検索順位がまだまだ低く、「BPMN」や「...