雑感

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ビジネスプロセス改善と作業改善の違い(5)

案件を区分し、複数のプロセスパターンを用意する1つのやり方で全てをこなそうとすると、特別なことや例外的なことに対処する必要が生じてしまい、プロセスが複雑になってしまうことがあります。そのような場合には、ケース分けをして整理することで仕事を効率的にこなせるようになります。下図の例では、単価の高いスペシャリストが担当する仕事を抑えられます。単純明快なケースややや困難なケースでは、処理や作業を単純化するで大幅なスピードアップが期待できます。紹介している書籍では、図が示すように、ケース分けのテクニックを標準化の弊害を解決するために使っています。大量生産・画一的なサービスから多品種・多様なサービスが求め...
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ビジネスプロセス改善と作業改善の違い(4)

プロセス内のステップを、自然な順序で行う次に紹介する「リエンジニアリング後のビジネスプロセスに見出すことができる共通点」は、ステップ(作業)を自然な順序で行うという見直しです。自然な順序とは、作業を着手できるタイミングでさっさと始めることを指しています。 作業の着手を早めるといっても、一人で担当する作業内で実施するステップを早める話ではありません。複数の職務がかかわるプロセスおいて、ある職務の人が動き出すタイミングを早めることです。BPMN流 業務フロー入門の第3回で説明したハンドオフという視点で見直すものです。業務フローを描くことを支援するサービスを提供していますが、業務ヒアリングすると大抵...
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ビジネスプロセス改善と作業改善の違い(3)

複数の仕事を1つにまとめる最初に紹介する「リエンジニアリング後のビジネスプロセスに見出すことができる共通点」は、仕事を1つにまとめるという見直しです。まとめるといっても同時に実施することで効率化を図るのではなく、 複数部門にまたがる仕事を 1つの担当に全て任せることを指します。実際は1人でこなすのは難しいので、「ケースチーム」と呼ばれる部門横断的なユニットに担当させます。1つにまとめることで次の効果を狙います。部門間の引き継ぎをなくし、失敗・遅れ・やり直しをなくす責任の所在を明確にし、自発的な改善努力を促進する部や課といった組織には、部長や課長といった管理職がいます。その管理者のもと、担当者間...
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ビジネスプロセス改善と作業改善の違い(2)

前回紹介した書籍「リエンジニアリング革命」では、ビジネスプロセスを「職能部門の壁を越えて」、「最終的に顧客に対する価値を生み出す一連の活動」と定義しています。でも、まだ概念的であり少し漠然としていますよね。そこで、同書の「リエンジニアリング後のビジネスプロセスに見いだせる共通点、共通のテーマや特徴」を参考に、「ビジネスプロセスとは?」と「ビジネスプロセスを見直すとは?」を具体的なものにしていきたいと思います。リエンジニアリング後のビジネスプロセスに見いだすことができる共通点複数の仕事を一つにまとめる 現場で判断できるようにする プロセス内のステップを、自然な順序で行う ケースを区分し、適切なプ...
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ビジネスプロセス改善と作業改善の違い(1)

ビジネスプロセス改善と作業改善は別物だと考えると、今まで改善できなかったことが改善できるのではないかと考えています。「RPAを導入して作業を自動化する」といったような作業改善の取り組みは、比較的に問題を見つけやすく改善の検討もしやすいものです。そのため、作業改善で満足してしまい、ビジネスプロセス改善まで挑戦しないことが多いと思うからです。では、ビジネスプロセス改善とは何か、作業改善とは何が違うのか、そんなテーマで数回に分けて話をしてみたいと思います。まず初回には書籍の紹介をしたいと思います。リエンジニアリング革命 ― 企業を根本から変える業務革新 (著)マイケル・ハマー、ジェイムス・チャンピー...