BPMN業務フロー入門の第2回と第3回を書き終えて、大切なことを伝え忘れていることに気づきました。「マネージャー目線の業務フロー」という話です。第2回と第3回では管理者の目線で業務フローを描くポイントを説明してはいるのですが、その前に担当者の目線との違いをハッキリとわかりやすく書くべきだったと思います。
十数年前、BPMについて調べていてビジネス・プロセスは「今まで見たり描いたりしてきた業務フローとは違う」と気づきました。業務フローは担当者が描いたり、作業マニュアルを見ながら描いたり、担当者にヒアリングをしながら描くので、どうしても担当者目線の業務フローになりがちです。それだとボトムアップで作業を改善するコツコツ型の取り組みには便利なのですが、ビジネス・プロセス管理には使いにくいものになってしまいます。
目線を上げて広い視野で業務フローを描けば、今まで見えなかったことが見えるようになるはずです。
とても大切な話なので、業務フロー入門のどこかでリベンジの機会を作りたいと思います。