BPMNは以下のように改訂されてきました。
- 2004年 BPMN 1.0
- 2007年 BPMN 1.1
- 2009年 BPMN 1.2
- 2011年 BPMN 2.0
そして、2013年にはISO/IEC19510として国際規格化されています。
そのようなBPMNの改訂の中で、BPMN 2.0が予想以上に大きく変わったことに驚いたことを思い出しました。なんと名前までも変わってしまったのです(その変更に気づくまで、かなり時間がかかりましたが、、、)。
- BPMN 1.x:Business Process Modeling Notation
- BPMN 2.0:Business Process Model and Notation
さらに衝撃を受けたのが仕様書からサンプルモデルが減り、記述内容がとても難しくなったことです。「UML クラス図」というちょっと難解な図を読み解くことが求められるようになりました。
でも変更の大部分はBPMN業務フロー入門における上級編の内容です。初級編の範囲での変更は次の3つです。
- データオブジェクトの役割が変わった
- データストアが増えた
- 関連という点線に加えてデータ関連という点線が増えた
「1.」は、データオブジェクトは比較的自由に使えていたのに、2.0ではプロセス内での使用に限定されるようになったということです。次の図は、BPMN 1.xではOKだったのですが、BPMN 2.0ではNGになりました。
その理由を、「2.」と「3.」を絡めて、近々お話ししたいと思います。