前回紹介した書籍「リエンジニアリング革命」では、ビジネスプロセスを「職能部門の壁を越えて」、「最終的に顧客に対する価値を生み出す一連の活動」と定義しています。
でも、まだ概念的であり少し漠然としていますよね。そこで、同書の「リエンジニアリング後のビジネスプロセスに見いだせる共通点、共通のテーマや特徴」を参考に、「ビジネスプロセスとは?」と「ビジネスプロセスを見直すとは?」を具体的なものにしていきたいと思います。
リエンジニアリング後のビジネスプロセスに見いだすことができる共通点
- 複数の仕事を一つにまとめる
- 現場で判断できるようにする
- プロセス内のステップを、自然な順序で行う
- ケースを区分し、適切なプロセスパターンを用意する
- 仕事は最も適切と思われる場所で行う
- チェックと管理を減らす
- 調整は最小限に抑える
- ケースマネージャが顧客接点となる
- 仕事の集権化と分散化を組み合わせる
(続く)
【参考文献】 「リエンジニアリング革命―企業を根本から変える業務革新」(著)マイケル・ハマー、ジェイムス・チャンピー、(翻訳)野中育次郎 、1993年、日本経済新聞出版社